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二度も三度も同じことやってられないから。忘れちゃいけないから。

0x20150206 卑怯な脳無しが嫌いな話

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0x20150206 卑怯な脳無しが嫌いな話

どうしてこうも、手前のケツを汚していながら手前で拭かないなんてことが世の中多いのだろう。まったくどうしたことか。

ことの起こりは帰宅ラッシュをやや過ぎたころの東京メトロ某線である。


私はマジ切れした。

私は腕を組んで座席に座る。今までもそうしてきたし、隣の客と肘がぶつかることもなかった。腕を組んでいるからと言って、それは横柄であるとは限らず、腹が冷えるからである。鞄を膝に置き、冷えないように脇をしめ、身体に腕が密着するようにして組む。

今日もめたのは、わきを開けて本を読んでいた小太りの70代男性であった。席に座って10分強たったころ、声をかけてくればいいものを、本の背で頭に2回、小突きを入れてきた。彼の主張はこうである。

「隣の方(彼とは私を挟んで反対側に座っていた別の男性)にぶつかって気の毒だから肘をどけなさい」

私は二重にキレた。卑怯な主張だと判断した。だから、応戦した。

そもそも、件の「隣の方」とはぶつかっていなかった。だが、彼は「隣の方」に悪いから自分が声を上げた、とこういうのである。ぶつかっているかどうかを確認することもなく、さらに言えば「自分が気に食わない」ことを全く棚に上げている。あたかも私が諸悪の根源であり自分は正義の味方だとでも断罪しているような態度がいけ好かない。なぜ、「俺が気に食わない」と言わず、他人にあてこするのか。

私はサルではない。犬でもネコでもない。日本語と英語とちょびっとフランス語なら、言われて内容を理解する能力がある。だが彼は口で注意するのではなく真っ先に手を出した。それは私が常日頃から軽蔑する態度である。ちょうど、どこかの総理大臣が「二億ドル出す」とか「報復する」とか威勢のいいことを言っているのと同じだ。対話を持つのではなく、まして相手と自分となぜ意見がすれ違うのか理解することもなく、まず戦おうというのだ。脳ミソの欠片も見当たらない。

卑怯だという問題

私がキレたのは、もちろん第二の点があったことも大きいが、何より第一の点が納得いかないからである。

近日、(辞めることが決まっているが)会社の中でもこういうことが増えた。自分は営業の側に立ったことがないから核心をついているかはわからないが、「相手先担当者が××だから」とか、「今度の会社は△△だから」とか言って、足元を見られているのか舐められているのか、とにかくそういう話が尽きない。責任をもってモノを作る人があり、そのモノがあることでどれだけビジネスが成長するのか説明する営業があり、導入した製品と使用についてサポートがあり、…と、自分がいる(いた)ソフトウェア業界はそういうものだと思っていた。手前らは手前らが最高だと考えて疑わないパッケージを作って売るのである。顧客それぞれに対して毎度毎度設計するのではない。これ以外には全く並ぶものがないと考え抜いて作り上げた(と信じる)ソリューションを売るのだ。そうだと思っていたのに、やれここ向け(そこの会社にだけ)の対応だ、それ特注(これもその会社にだけ向けて作る)の製品だ、ほらこんな対応をしてくれ(だが金は出さない)だ、など、全くもって舐められている。手前らは手前らが作り売った製品に問題があればいつでも対応する。責任を持つからだ。足元見てくるなんざ聞いてない。

ISISに拘束されたおもちゃ屋の店主と志高いジャーナリスト(私は戦場ジャーナリストを心から尊敬しているがその話はここでは割愛する)の解放に向けて、「日本政府は全力」だったはずなのに、国会答弁を聞いてみれば内容は把握していなかったとの旨。どんな全力を、あなた方は尽くしたのだ。あなたの口からでたそのでまかせは、いったい誰が責任を持つのだ。

話を戻せば、なぜあの老人は私にいちゃもんをつけたのに、他人が迷惑をしているなどと言えたのか。ものごとを確認するなど何より優先することではないのか。適当なことを言われて納得するようなわかりやすい頭脳を、私は持ち合わせていない。挙句、小突かれたので席を立ち「表へ出やがれ」と言おうとしたところを他の乗客が仲裁に入ったのをいいことにそそくさとトンヅラかます。これぞ、ザ・やってられない大賞だよ。

まとめ

手前のケツは手前で拭く。どんなに汚しても、手前でおとしまえをつける。そもそもなぜ手前のケツが汚いのか、どうしたら綺麗に拭けるのか考える。それに尽きる。

もちろん私のケツもまだまだ青いのだろう。世の中、どれだけだってすごい人はいる。それを想えば、まだまだ道は長い。下など見ていたところで仕方ない。ないのだが…事実有権者のうち大勢が投票すればタカ派の番長も総理大臣になるしあのオヤジだって会社役員になったりする。そういう現状をなんとかしようと思ったら、手前の頭で考える人を一人でも多く育てるのが最も根本なのではないかと思っている(うまくまとめたつもり)。

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